炎帝ムスペル×アイム=全体狂炎の可能性
敵全体に狂炎を付与できる大幻獣オーブ「炎帝ムスペル」が登場したことで、炎上地形や火ダメージメギドの使い勝手がグンと上がりました。
そのなかでもアイム(バースト)は、奥義の全体炎上とムスペルを発動するだけで簡単に敵全体を狂炎にすることができるので、専用オーブか!ってくらい抜群の相性をほこります。
今回は一人で全体炎上・狂炎を担うことが可能になったアイムを軸に、狂炎についてあれこれ考えたことを書いていきたいと思います。
ムスペル&アイムの相性を実践動画で解説!
まずは2本の実践動画をご紹介します。どちらもムスペルとアイムが軸の全体狂炎PTです。
動画①:火ダメージ安定供給PT
動画②:全体狂炎ネクロPT
それぞれ順を追って解説していきます。
狂炎と炎帝ムスペルの基本情報
その前に、簡単に狂炎と炎帝ムスペルの性能を確認しましょう。
そもそも狂炎って何?
簡単にいえば、炎上地形の敵に付与する特殊な地形です炎上地形の強化版と考えればOKです。
まずは敵を炎上地形にして、そのうえから狂炎地形を付与する技を発動することで付与できます。
文字にすると「ちょっと二度手間じゃない?」と思われるかもしれませんが、恩恵はかなり強力です。
狂炎地形になった敵に火ダメージを与えると以下の効果が発動します。
①ターン終了時に与える地形ダメージの上昇
②地形ターンの延長
つまり、狂炎にして火ダメージさえ与え続ければ、敵はいずれ焼け死ぬということです。
炎上地形を狂炎地形にした際には地形ターン延長はされないので、フォトン事故でせっかくの狂炎地形が消えちゃった……という事故はありえますが(ポンコツフォトンドリブンで何回かしたことあります汗)、一度付与してしまえばまず消えません。
炎帝ムスペルの性能
次に炎帝ムスペルの性能を紹介します。
■種族:物体、悪魔、大幻獣
■特性:装備者の受ける火ダメージを8(Lv最大18)%軽減する
■技(ラグナレク):CT2ターン。敵全体に攻撃力1倍(Lv最大1.2倍)の火ダメージ。さらに炎上地形を狂炎地形にする
正直、技の狂炎がメインなのでオーブレベルを上げる優先度は高くないと思います。
炎帝ムスペルの何が優秀なのか?
結論からいえば、編成の自由度を維持したまま手軽に狂炎を付与できるようになることです。
現状、狂炎地形を付与できるのが、フィロタヌス、タムス、専用霊宝フェニックス(バースト)の奥義のみなので、「狂炎を使ったことはおろか、見たことがない」というソロモン王も多いのではないでしょうか。
そんななか登場したムスペルは、貴重な狂炎という特殊地形を敵全体に付与できるという点で画期的です! 単体狂炎であれば、BフェニックスやBアモンなど、炎上地形を付与しつつ火ダメージを与えられるメギドやオーブなどの手段があれば簡単に運用できるようになりました。
炎帝ムスペル+アイムの何が優秀なのか?
単体への炎上地形付与手段は、メギド・オーブの技にいくつもありますが、全体炎上となると現状アイムの奥義のみです。なので、基本的には単体運用がメインにならざるをえません(それだけでも持久戦術としてはめちゃくちゃ優秀です)。でも、せっかくなら全部燃やしたい!
ということで、フィロタヌスもタムスもいない弊アジトでは、これまではアイムの奥義(ゲージ6)で全体炎上させてからフェニックス専用霊宝奥義(ゲージ5)で全体狂炎……という、とんでもなく燃費の悪い運用をしていました(笑)
ちなみに、単体炎上地形を全体化しても、敵全体に単体炎上が個別に付与されるだけで、全体炎上扱いにはなりません。そのうえから狂炎を付与した場合、各地形を個別に狂炎地形にしたという扱いなので、全体狂炎にはなりません。狂炎地形を維持し続けるには、すべての敵の地形に火ダメージを加え続けなくてはなりません。これは非現実的ですよね……。

こうなります……
しかし、炎帝ムスペルの登場により、これまで条件を整えづらく燃費も悪かった全体狂炎を、実質アイム一人で発動・維持することができるようになったのです!
これにより、パーティー編成の自由度が飛躍的に広がり、いろいろな編成に全体狂炎を組み込むことができるようになりました。
炎帝ムスペル×アイム軸の全体狂炎の可能性を考える
それでは、冒頭の動画①、②のコンセプトを紹介しつつ、全体狂炎の可能性を考えていきたいと思います。今回はあくまで炎帝ムスペル×アイム軸の全体狂炎の可能性に焦点を当てて考えていきたいと思います。
動画①:火ダメージ安定供給PT

運用において重要なポイントは以下3点にまとめられます。
①アイムの覚醒ゲージを効率よく上げる手段
②炎帝ムスペル発動役
③火ダメージソースの確保
①アイムの覚醒ゲージを効率よく上げる手段
まずはすばやくアイムの奥義で全体炎上を付与する必要があります。今回はリヴァイアサンのMEとブエルの覚醒増加でカバーしています。アイムの覚醒ゲージは6と重いので、何らかの補助は必須です。
②炎帝ムスペル発動役
アイムよりすばやいブエルに任せることで、前ターンに全体炎上付与したあとすぐに狂炎を発動し、アイムのスキルで地形ターンを延長できるようにします。アイムに持たせれば単体で完結ですが、今回は③のコンセプトを活かすためにブエルに持ってもらっています。
③火ダメージソースの確保
狂炎付与直後はせっかく狂炎地形にしても火ダメージを与えなければ消えてしまいます。
地形を消さないためにはとにかく火ダメージ(今回はアイムのスキル)を供給し続ける必要があります。
今回はSSRオーブ「アイビー」とBニバスの奥義でスキルフォトンを安定供給しています。
アイビーの技は「自身のフォトンをスキルに変化させ、さらにスキルフォトンを1つ追加する」ので、2ターンごとに確実にスキルフォトンをアイムに供給可能です。
さらに、ニバスの奥義「2ターンの間、味方単体の攻撃力を20%上昇させる。さらにアタック・スキル・チャージをそれぞれ1つずつランダムな順で追加する」でもスキルフォトンを確保します。
さらにさらに! ニバスの奥義とアイビーを同ターンに使用することで、アイムに確実に3つスキルフォトンを回すことができます。
ニバスには装備者に確率でチャージフォトンを追加するピローヌをつけることで、気づいたらニバスが覚醒しているような状態をつくります。リヴァイアサンのMEとブエルの覚醒増加でアイムが奥義をうつときには確実に覚醒しているので、安定感は抜群です。
アイビーはこのためにオーブキャストしました(笑) 色々悪さができそうな面白い性能です。
動画②:全体狂炎ネクロPT

ずっとやりたかった狂炎とネクロのかけあわせで耐久するPTです。
アイムは打たれ弱くすぐに落ちがちな点を逆手にとって、ソウルを溜めてパーティー全体の生存率を底上げして耐久します。
とにかく奥義→ムスペル発動まで生き残ってもらえばよいというコンセプトです。ただそれだと地形延長が心もとないので、Bベリアルにも協力してもらいます。というか、この二人を一緒につけるのが嬉しいんですよ(笑)
アイビーをBベリアルに持たせることで火ダメージの保険にしたり、覚醒状態でアイビーと適当なフォトンを渡しておくだけで焼夷砲火してくれたりします。
狂炎ネクロはいろいろなバリエーションが試せそうで可能性が∞です!
いかがだったでしょうか。今回は自分の推しのアイムを軸に狂炎を考えてみましたが、地形にかんする戦略は今後も増えてくると思うので、炎帝ムスペル登場を機に狂炎戦術を試してみてはいかがでしょうか。